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結んだ言葉へと、 紡いで塞いで混ざり合った、 そこにある日時計の針、 擬えたばかりの貧しさと、 惑わせた音符の行方には、 潰えると言うのでした。 質した街角へ、 篩で選ばれた面影が、 斥力に包まれたあなたは、 口約束を結んだ。 望まれた合図は、 硯の先 泥む景色、 思い返す、淡く溶けて消えた、 何を望むのですか? 続かないチャイムが、 成立を求めて彷徨った、 曰く、綺麗な花を見て、 複製された眼を担ぐ、 洗礼に潰された疑念は、 静謐と知るのでした。 誘われた私怨は、 詮索を続ける奇の様で、 特別を求めたあなたには、 何が残るというのか。 望まれた合図は、 硯の先 泥む景色、 思い返す、淡く溶けて消えた、 ██を望むのですか? 望まれた合図は、 硯の先 泥む景色、 思い返す、淡く溶けて消えた、 ██を望むのですか? 見飽きた景色には、 終わりは残らずいた。