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ガラスの向こうで、うごめいていた。 耳も口も目もない鳥が子守唄を歌う夢を見た。 鏡の外へと出られない愚者は、 降る雪と共に溶かされていくのです。 それは空に羽ばたいて、 彩る葉の如く舞い散る。 束の間の鏡の中。 たとえ儚い虚像でも、 実像など無いとしても、 小春日和の温もりは、 忘れないままで。 幽き羽が解け、しんしんと降りつもる頃、 一つの声、 幾重の詩に灯されていたい。 その先まで。

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2024-12-18(ver.1470)

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