: 453
: 14
喉から連なる形に、 爪を這わせナニカを掻き切る。 もう一度だけ後ろを向けるのなら、 遅日を希うんだ。 濫り(みだ・り)に錆びゆく蝶番(ちょうつがい)は、 あなたの影を落とす。 奇しくも居残り続ける花結び、 唯、背を向け凍えている。 指先滴る白錬(しろねり)、 目を逸らし意識も定まらず、 もう二度と開かぬ掌を置く、 待った、死に水はまだ早い。 奇しくも居残り花結びが、 あなたの影を落とす。 濫りに錆び朽ち続ける蝶番、 今、 全てを受け入れましょう。
界隈グローバルヘッダーの読み込み中...
: 453
: 14
喉から連なる形に、 爪を這わせナニカを掻き切る。 もう一度だけ後ろを向けるのなら、 遅日を希うんだ。 濫り(みだ・り)に錆びゆく蝶番(ちょうつがい)は、 あなたの影を落とす。 奇しくも居残り続ける花結び、 唯、背を向け凍えている。 指先滴る白錬(しろねり)、 目を逸らし意識も定まらず、 もう二度と開かぬ掌を置く、 待った、死に水はまだ早い。 奇しくも居残り花結びが、 あなたの影を落とす。 濫りに錆び朽ち続ける蝶番、 今、 全てを受け入れましょう。