口の無い脆弱が、 短慮に呟き、 それに縋り着く者には、 自意識なんてありはせずに、 悪戯に鏡を覗いたら、 出口が無くなっていた。 炭酸ガスで満たされ、 息が出来なくて、 次第に意識が消え始めた、 抗う術は無いのです。 燦然とした視界の中、 彷徨い続けていた。 引き裂かれた心臓の中、 三角で満ちていた。 溢れたニトロ化物を、 ひたむきに焦がし、 苦い筈の其の部分を、 人為的に打ち込まれてく。 其れでも其れが異常な事と、 気づけずにいたのです。 機械的な交渉は、 尋問に変わり、 天涯の故人達の意思は、 引き継がれて往くのでしょう。 燦然とした視界の中、 彷徨い続けていた。 引き裂かれた心臓の中、 全てあなたの涯です。 燦然とした視界の中、 彷徨い続けていた。 引き裂かれた心臓の中、 全て… …