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風月を友とした者は、 灰土を軽んじると言う。 「如何なモノか」問われても、 凌じてしまうの? 死を得れば、 羊質虎皮の、 憾みは途絶える と知った。 呻く声、 縷縷綿綿と、 難を付けていました。 それは腐敗した心の様、 バラバラと解けていった、 合わせ鏡に映る星が、 微笑んでいたんだ。 それは零れ落ちた涙を、 取り繕い隠すようで、 逆さ向きのカードが示す、 悲観を招くのです。 後塵を拝するばかりに、 退路を断たれた有り様、 会に合わぬ花が枯れては、 衰えていたよ。 死を得れば、 狼子野心は、 奪われて消える と聞いた。 呻く声、 累卵之危の、 難を避けていました。 それは腐敗した心の様、 バラバラと解けていった、 合わせ鏡に映る星が、 微笑んでいたんだ。 それは零れ落ちた涙を、 取り繕い隠すようで、 逆さ向きのカードが示す、 悲観を招くのです。 理想郷を目指したら、 夢の終わりも知らないのに、 時は流れゆくのです。 それは腐敗した心の様、 バラバラと解けていった、 合わせ鏡に映る星が、 微笑んでいたんだ。 それは零れ落ちた涙を、 取り繕い隠すようで、 逆さ向きのカードが示す、 悲観を招くのです。 青い空に見えたのは、 疑心暗鬼を生ずモノで、 酷く異端だった。