穴を開けた心臓に、 復旧も出来ずに壊れてく、 二つの記憶の途切れは、 治す事も出来ないのです。 穴を開けられた両腕で、 最後の事を考える。 柔らかな元凶が、 視神経を焦がしました。 腕の無い二重の、 虜が描き出す物語を、 罪人達が真実と知るのでしょう。 機械油の音で耳が壊れて、 無い何かを立ててく、 見すぎて後戻りできずに、 死に至るでしょう。 全て君の所為でした。 両足が切れた其の体の血。 大量に流れ塵となる。 鋭い肉眼は取れ、 死角が無くなっていた。 両の手が無くなった其の体で、 此方を見るあの人達、 嘘に騙される人々は、 聴覚が失うので。 其の支配する人々は、 誰かに恨まれる運命、 何も知らない傍観者は、 神に祈るのでした。 只緩やかに消えていき、 やがて忘れ去られてく。 それはとても気味悪く、 過去に戻れますか? 止まない雨に苦しまれ、 嘲笑う人々、 過去の過ちも、 過去の愁いも また全てを切り捨て諦める。 震えた音の波に、 連れ去られて消えるでしょう。