: 1613
: 86
模倣の型取りが運命を、 白紙の声を間いたのです。 不可逆な存在に風が吹き、 月夜は歪み始める。 宇宙の意味とは? そして虚夢は何を見るか? 全て仄めかした人生は、 うつろに如月に咲く。 事象の為に起きたのは、 時間の化学か、 虚構の悪夢が見せたのは、 みどり色の希望か。 常世が記憶した閭夜は、 責任を終え悔いを改める。 十五の所以へと導いた、 あなたと私の所為です。 浅はかな事由を忘れて仕舞い、 夢見の鼓動は孤独に非ず。 軽率短慮なミクロの傷に、 いずれ色彩か浮かぶまで。 達磨の魂が此の世の、 人々の言の葉を、 どこかへ数多と変化した、 全て夢の様でした。 あの日あの頃あの子が見た、 音は故意に意思となる。 われらには過去の扉となり、 破壊を創造する。 神様の過去の栄光は、 輪廻を反転させた。 わたしも、 みんなも、 誰もが、 全て只の樺倣です。 宗められる偶像は、 始まりを騙るが、 彼も、彼らと同じなのです。 全てあなたの所為です。