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屋根の崩れた館の中、 冷たい風が通り過ぎた。 暗く燃えるその篝火は、 足元を照らしました。 空に月が昇った頃に、 あなたの事を思い出しました。 きっと許すことは無いのですが、 何故か涙がこぼれた。 割れた携帯を覗き込む。 もう二度と点くことは無いけれど、 最後にひとつ望めるなら、 ごめんって言いたいんだ。 影の映らない部屋の中、 暖かい風が通り過ぎた。 暗く消えるその篝火は、 足元を照らしました。 空に月が昇った頃に、 君の事を思い出しました。 きっともう会えやしないのですが、 何故か苦しくなかった。 割れた携帯を覗き込む。 もう二度と点くことは無いけれど、 最後にひとつ言えるのなら、 あなたを許しません。

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2024-12-18(ver.1470)

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