後ろを知らないのら、咎める理由はありますか? 識別不可能領域の、唯ならぬ狂気の物。 あさやけやゆうやけさえ、むずかしいとかんじるなら。 鼻に刺されたその匂いを、彼岸花と認めた。 語り部や、現の裏、蝮が飛び、死に至る。 その結末、その声は、とうに決まってる事でした。 忘れかけた残滓には、 人の憂いは賭けられず、 見世物小屋に置かれた、 何も説明すらできないのに。 墓穴は掘られて、 とうに埋められてた。 罪罰さえも認められない。が、 認めざるを終えなかった。 形が崩れるなら、認める理由はありますか? 暗がり、夕日と、その声を、求めていたいだけ。 かさなるきょうきのおとと、うしろめたさのいしがつつく。 己に刺されたその痛みを、偶然だと無視した。 話し声、窕にも、響く響く、その感情も。 その終末、その手を、しかと見届けた! 忘れられた惨死の意、 火とも裏側は帰らせぬ、 見世物小屋も飽きたモノだ。 何も理由はつけれないのに。 墓穴は埋められていたが、 怨みは埋められない。 其処に怨念が残るのは、 全て被害者の所為です。 被害者の妄想、 と言うこの世界端では、 誰が誰だろうと、 黙るべきでした。 忘れかけた残滓には、 人の憂いは賭けられず、 見世物小屋に置かれた、 何も説明すらできなかった! 礎がいつか立つこと、 息は既に絶っていた、 言葉の刃物がこちらを向く、 「早く死んでほしかった。」