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遥か彼方の星々に、 想いを馳せた。 亜の流れに見送られ、 泥んでゆく。 壊されて、 また創られて、 ほの灯の目指す方へ、 ただ歩き続けた。 斥力に苛まれて、 朽ちてゆく。 本当の真実知らず、 奈落へ沈んで征く。 壊してゆき、 創り上げ、 虚空が夢見たその先へ、 まだ果てしない道の途中だけど、 約束を思い出して、 壊れぬように覆い隠す。 きみとわたしの約束は、 強く長い音となった。 この旅はまだ続く、 壱ページに過ぎないけれど。 まだ遠く遠く歩き続け、 ただ祈るばかりの号哭に、 声を捧げた。