未視感を切るゼノグロシア、 寄る辺なく怯えるミメティスム、 併存出来ないアンビバレンス、 「悪銭を嫌うべきか。」 既視感を着るグロソラリア、 ゆくりなく途切れるエピゴーネン、 巡るはずのないアンディシンバー、 かどわかす雲のかげり。 それを拾ったのなら、 真っ先に川に投げ捨て、 見て見ぬ振りして、 その場から立ち去りましょう、 気づかれると危険です。 それに触れた途端、 真っ白な光に包まれ、 影をも飲み込み、 足が竦み動けずに、 逃げ遅れて体が溶けました。 右目を遮るネクロフォビア、 思慮もなく啄むイミテーション、 自惚れを知らないディレッタント、 「悪銭を崇めるのか?」 不調和を蹴るグロソラリア、 端から虚無を追うエピゴーネン、 戻るはずのないアンディシンバー、 過つは人の常と。 それを拾ったのなら、 真っ先に川に投げ捨て、 見て見ぬ振りして、 その場から立ち去りましょう、 気づかれると危険です。 それに触れた途端、 真っ白な光に包まれ、 影をも飲み込み、 思い出や灯などは、 無慈悲に散りゆくのです。 青い明かりに、 裏切られてしまいました、 全て闇夜の所為です。 それを拾ったのなら、 真っ先に川に投げ捨て、 見て見ぬ振りして、 その場から立ち去りましょう、 気づかれると危険です。 それに触れた途端、 真っ白な光に包まれ、 影をも飲み込み、 思い出や灯などは、 無慈悲に散りゆくのです。 それは苦しみの中、 沙汰止みを繰り返す 病みが心地よくて、 その場から立ち去れずに、 模倣が蔓延るのです。 見えているなら、 此の矛盾した世界から、 目覚めることになるのか。