: 6840
: 256
明日どこまで進むのだろうか、 明日そこに着けば海の向こう側さ、 明日どうにかなってしまいそうだ、 心を掴んで奪い去るようだった。 足はどこまで進むのだろうか、 足はそこに着けば海の向こう側さ、 足はどうにかなってしまいそうだ、 潰れて中身が溢れるほどに。 ふと 見えた目を閉じて。 君は知っているのにね、 知らないって笑ってさ、 僕らそっと騙し合う、 ほんのちょっと割れてても。 夏はきっと無駄になる、 それがちょっと嫌になって、 ここにいちゃ果てるだけ、 思い出に砂を詰めた。 きっとどこまで進むのだろうか、 きっと海に沈む夢の向こう側さ、 きっとどうにかなってしまいそうだ、 心を掴んで奪い去るようだった。 君とどこまで進むのだろうか、 君とそこに着けば海の向こう側さ、 君とどうにかなってしまいそうだ、 心中だってできてしまいそうだ。 ほんの冗談だけどさ。 夜汐満ちて 光る船、 闇はずっと消えないで、 星は宙に浮いたまま、 ほんのちょっと惹かれたまま。 君は知っているのにね、 知らないって笑ってさ、 僕らそっと騙し合う、 ほんのちょっと割れてても。 夏はきっと無駄になる、 それがちょっと嫌になって、 ここにいちゃ果てるだけ、 思い出に砂を詰めた。 心中なんて わからないの。 心中なんて きこえないの。 心中なんて つかめないの。 僕は 僕は せせらいだだけ。