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黄色の花瓶の底、 水と花を抜いて、 Φの集まりのはずなのに、 赤い光で眩んだので、 徐に屈んで見たら、 テアシが詰まっていた。 縦に吸い付けられ、 背中と腹部が接いて、 せん肩なく俯いたら、 指が折れていました。 脆い岩を焚いた雨の日、 保身に走り転けて、 うらうらとした肉の隙で、 意思が途切れました。 吐き出た青い雲を、 占めて見たくなり、 Φの集まりのはずなのに、 水面と消えてしまいそうで、 すかさず纏って見たら、 苦過ぎて倒れちゃったよ。 滲み出た緑の糸が、 好きで堪らないのに、 首を巻かれてしまい、 リンパと混ざりました。 うらうらとした肉の隙で、 保身に走り転けて、 脆い岩を焚いた雨の日、 全てあなたの非です。 うらうらとした肉の隙で、 保身に走り転けて、 脆い岩を焚いた雨の日、 全て■■■の非です。 沢山の腕を齧り、 恐れていたのか。