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膠を移し替えて、 踏査の末路だと信じて、 下らぬ夜だけを並べてさ。 悪戯されたみたいな賦課が、 甲板だけ沈める様に、 無様に享受された。 逆さに開き、 陸でも無いね。 心では擦過痕が鳴る。 手は此方だけに渡らせて。 汚い阿頼耶識だから、 見本の躰にも成れ無くて。 常世の中では、 誰もいない。 ひどくいたい。 出て息はしない　頭蓋の中、 無暗に描いた詩も読めやせず。 残念ながら我々は、 ペルソナに成り下がった。 狂体を当て嵌めて、 心臓の並びを押す度、 排反事象を恐れている。 口元を歪めて行く程、 海底撈月を疑い、 屍に知らん顔。 悲歌慷慨と、 信じ切れずに。 頭では破壊痕が鳴る。 手は此方だけに解らせて。 笑え無い此の世だからさ、 手本の姿見も見え無くて。 万世の中では、 何もいない。 ひどくいたい。 出て行きはしない　頭蓋の中、 あなたと二人で生きた心地。 残念ながらあの子らは ペルソナに成り下がった。 汚い阿頼耶識だから、 見本の躰にも成れ無くて。 常世の中では、 誰もいない。 ひどくいたい。 どれだけ言葉を連ね様と、 恋する乙女に過ぎ無かった。 さよなら　初恋の人よ、 全て合祀の所為です。 歯車は回り出した。