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杜撰な記憶を揺らす、 鳰の浮巣のように浮き沈み、 思案に暮れて余る日々を過ごしたので、 逃げ水を追う。 助けてと、 言えないのなら、 鳴かぬ蛍と呼ぶのか? どうしてと泣き叫べない、 喉は無いから、 生存本能に溺れたのか、 流れた目玉。 暈けた視界を異分子が照らしては、 眠るだけ。 絶えず泥の味を知るからね、 全て不出来なあなたの所為です。
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杜撰な記憶を揺らす、 鳰の浮巣のように浮き沈み、 思案に暮れて余る日々を過ごしたので、 逃げ水を追う。 助けてと、 言えないのなら、 鳴かぬ蛍と呼ぶのか? どうしてと泣き叫べない、 喉は無いから、 生存本能に溺れたのか、 流れた目玉。 暈けた視界を異分子が照らしては、 眠るだけ。 絶えず泥の味を知るからね、 全て不出来なあなたの所為です。