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誰もそこにいないとしても、 意味は既に無くて、 無いモノの証明など、 不可能でありました。 パンデモニウムの外側で、 愚者が一人嘆いた。 半端者の永遠は、 輝きを失いました。 踊る、喰らう、吐き捨てる。 憎み、始めて、繰り返す。 どれだけ策を弄せども尚、 手は届かないのです。 二つ足りぬ至境の影は 仮のあなたを呼び寄せる 沈む星も夕餉に、 戯曲を奏でるのでしょう。 凪と囁きに狂った、 坩堝をまた見つめる。 窖へと吸い込まれて、 ただ何も出来ずに朽ち果てた。 パンデモニウムの外側で、 愚者が一人嘆いた。 半端者の永遠は、 輝きを失いました。 踊る、喰らう、吐き捨てる。 憎み、始めて、繰り返す。 どれだけ策を弄せども尚、 手は届かないのです。 (届きはしないのです。) 踊る、喰らう、吐き捨てる。 憎み、始めて、繰り返す。 いくら彼らの背を追おうとも、 (見えぬはずの箍を取り外し、) 届きはしないのです。 (名も知れぬモノへ叫んだ。) 謀り、妬み、地に堕ちた、 象徴された泥舟は、 夢か、現か、 どれだけ策を弄せども尚、 手は届かなかった。

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2024-12-18(ver.1470)

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