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仕事帰りの深夜2時 自宅近くを歩いたら 足取りが重くなるから 公園のベンチに腰掛けた 灯りのない公園なのか それとも瞼の裏なのか 腰掛けてしばらくすると 視界のすべては黒でした 公園の周りにはいくつかの パイロンがありました オーパーツを覗いたら 身体が軽くなって浮きました 神様の吐く仇の風 花びらが宙へと舞い上がり 床と空が入れ替わって 万物は宇宙へ(に)還ってく 身体を刻んでく鎌鼬 血飛沫は宙へと吹き上がり 床と空が入れ替わって 万物は宇宙に還ってく 花が枯れて木々が燃えて 煙が目に入り痒いから もう永遠に時が過ぎて 爛れた君を眺めていた 明日の天気は分からない 気分次第では晴れなので 分かってくれやしないから あなたのすべてを消しました 公園の周りにはいくつかの パイロンがありました オーパーツを壊したら 身体が軽くなって安堵についた 神様の吐く仇の風 花びらが宙へと舞い上がり 床と空が入れ替わって 万物は宇宙へ(に)還ってく 身体を刻んでく鎌鼬 血飛沫は宙へと吹き上がり 床と空が入れ替わって 万物は宇宙に還ってく