携帯ゲームを、 覗き込んで、 目に入った。 光は青く、 視覚を塞いでいた。 足を踏み外し、 螺旋状に、 落ちていった。 闇が近付く、 何もできなくて、 呑まれてく。 戯れの傘を開いて、 畦道を歩いていく。 緩む音に耳を澄ませ、 湿り砕けていました。 合目的では、 無い筈だが、 ベルが鳴った。 固唾を飲んだ、 わたしはどこに居るのですか? 夜が明ける前に、 腐り堕ちた、 光るデンチ、 と胸を突いた、 あなたはどこに居るのですか? 湿り 砕けた夢の中、 畦道を歩いていた、 戯れの傘を開いた、 全てあなたの所為です。 蠢く視線に見つめられ、 夢見ることは叶わず、 どうしてここに居るのでしょう? 愚か者がすることでしょう。 戯れの傘を開いて、 畦道を歩いていく。 緩む音に耳を澄ませ、 全て███の所為です。 浅葱色の蛙達は、 不快な声で鳴く。