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揺めいていたあなたの影が、 画面越しに見えてきたのです、 眼は虚ろで視えず儘、 手は冷たい儘ですか? 視界は歪み、 まだあなたを見つめてた、 拙い言葉で問いかけてみた、 只の屍の様だ。 残されていた、 でも許せない。 全てあなたの所為か? それは生離死別の様で、 二度と逢えないでしょう、 あなたが見を呈したのならば、 わたしは消えるのだろう。 誰も覚えてないのかな? 記憶は掠れてた、 針は何処かを指し示す、 世迷言を笑って! 過ちを認めて、 記憶を辿る。 秤を歪めても尚。 揺めいていたあなたの影が、