絡まった運命に身を委ねたら、 其処にはいないはずなのに、 彼の声が聞こえるのです。 其処へと辿り着きあたりを見渡すと、 同じような見た目をした、 愚者たちが踊りまわってた。 そそり立つ巨岩を前に、 仕掛けられた毒に気づかず、 気づけば帰り道はもう、 跡形も無く消えてた。 深い海に覆われ、 息も出来ず居る。 苦しいことのはずなのに、 心地良さを感じるのです。 それらはすべて幻覚と知りながらも、 逃げる道は見つからず、 抵抗の余地もなく息絶える。 おぞましさに気づく者も、 仕掛けられた毒に気づけず、 熱はいつ頃冷むのでしょう? 全てわれわれの所為です。 そそり立つ巨岩を前に、 仕掛けられた毒に気づかず、 熱はいつ頃冷むのでしょう? 全てわれわれの所為です。 たくさんの腕が伸びて、 掴もうとしたか?