風淋
IN THIS CAGE | ||
32 | えいえんの うずまくこのはこには はじめもおわりもないと このきおくつづくかぎり くりかえしていくのみと つねつねにきこえる このさけびは げんそうでもないのだと このうつつつづくゆえに かんがえつづけるのみと ああ いつもどおりのきみだった ただくびからうえがなく ちのにおいにゆれていた きみはいつもどおり えいえんが うずまくこのはこにわ ふたたびめをさましたら そこはかわりないままに くりかえしていくのみと つねつねにきこえる きみのこえが もうそうでもないのだと げんそうかのがんぼうに おわりをむかえるのみと かわりばえないこのひびで ねがってしまったから このせいもあのせいもむくいだと かわりなくかわりゆく このひびで ああ いつもどおりのきみだった ただくびからうえがなく ちのにおいにゆれていた きみはいつものおり ああ いつもどおりのきみだった ただくちからもれていく ちのにおいにゆれていた きみはいつものように...... |
例外カタストロフィ | ||
29 | それは とつぜん よそうしようもなく ぼくらの あたまを ぴたりと なでた それは しゅんかん いきができなくなり ぼくらは じめんにはいつくばった すこしたち からだをおこそうと/かおをあげようと したら うえからおさえつけられて うごけなくなってました そらからおちてきた くうきがぼくらをふみつぶし あっしゅくされたぼくたちは かせきになってあさをまつだけ あけないよるがきたんだ れいがいだ みぞうのカタストロフィ そしていま どうかのモーチュアリー それは とうぜん よそうのできたこと ぼくの となりの いきのねがない かみしめたいたみが ぼくをぼくたらしめて なにもうごかないどうろのなかで やりきれなくなって あきらめた はずだった ぼくはまだ いきている うえもかわきもぼくをみはなした しゅゆのあいま 0ミリみまんのうただから このうたもさけびもきっと だれにもとどかない ぼくのなか ひびいたイントゥリティ れいがいだ こんなのカタストロフィ |