のどか
0225 | 16 | |
237 | 春を宣する午砲 春を望む黒山 遥々行く末さえ青二才 まだ見せかけのインスタンス 敵せず披見の夜 欠ける一次の懶惰 不随的競争に掻き回され 対峙の日は近づく |
243 | 43 | |
511 | 階上の窓際、 昔日に解かれ、 末端に待ち受く、 雑兵は破れ、 左を覗いたら、 蝉が堕ちた。 予備のない、 紐を結んだら、 連鎖、 霜、 気のせいなのかな。 |
ハスミルヤマ | 16 | |
209 | 信号の真下 埋まる瓦礫の中 狭い部屋の中で見るケモノを 上に叩き上げるよう 石に見えた 脊索に頼っていく 目指す建物へと 消えた道 信号の監視を避けていき 見つけた 消えた道へ 山に進む ハスに埋められた 雨だれの景色 ランタノイドに憧る オオシワの群れ 山を眺む 花に見られた 煤を払う景色 歴代の監視役を知らぬ 鳶色 等号に化けた 紡ぐ嵐の後 広い街の中に混ざる軌道 視線を振り払うよう 先に消えた 足跡を辿っていく 緋色の記憶へと 枯れた道 涎シーズンの方程式 見つける 枯れた道へ 街に進む 信号を見つめる 外堀の景色 沈む湖に光る 直線の群れ 街を眺む 部屋に閉ざされた 罫線の景色 境内の監視役を知らぬ 空色 山に進む ハスに埋められた 雨だれの景色 ランタノイドに憧る オオシワの群れ |