曲名 |
2K |
チャンネル名 |
全て虞美の所為です。 |
リンク |
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YouTubeへのアップロード日 |
2023年9月10日23:30 |
最終更新日 |
2024年2月20日0:37 |
YouTubeの再生回数 |
7109 |
1曲の模倣曲
K²歌詞
かすかな陰影に、気を取られていた。
一寸先の灯の中へ、
吸い取られて消えていった。
劣情に飲み込まれ、転げ落ちる夢も。
覚めてもそれから先のことを、
愁い続けるでしょう。
たとえ嘘でもいい、それが業でもいい、
忘れて仕舞う前に記して、
狐の子が、覗いていた。
開かずの扉に、縋る様に。
そこに存在する筈も無いもの、
抜けた電源コード、外れた蓄電池。
いつか私を動かしていたような。
何を糧にして、何を汚して、
寂しく並べていく、
愚なる身を捧げた儘。
かすかな残り香を、探し当てる様に。
藁に巻き付いた御守りを、
自ら解き解く様に。
愛情に取り残され、指を挫く過去も。
正しさを唱え砂の奥へ、
埋もれ続けるでしょう。
高が絵空事、高が世迷い言、
壊れて仕舞う前に叶えて、
狐の子は、眠っていた。
開かずの扉に、願う様に。
揺られる先の分からぬ列車に、
誘われていた、惑わされていた。
願わぬ事も全て連れていくような。
かつて名を残し、夜越しの夢を、
片隅で思い出す。
後ろへと並ぶ者が、
恋しくて。
ああ、ついに拾われることの、
無かった鉤括弧でした。
私の頬に添えられた。
果たして誰ですか?
白鷺に水を掛ける。
そこに存在する筈も無いもの、
抜けた電源コード、外れた蓄電池。
いつか私を動かしていたような。
何を糧にして、何を汚して、
寂しく並べていく、
愚なる身を捧げた儘。
そこに存在するか、
信じてもいいのですか。
かつて誰かを乗せていた、濡れた吊り革、
行き先の掠れた切符、
優しく口で咥えて、
狐の子が運んで来ます。
自ら進み迷える様に。