雨の降る日はいつもそうだ 忘れてたはずの記憶 服が濡れてしまうのに 窓を開けたくなるのは何故 うなだれていたい そう感じるようになったのは いつからだっけ 透明の体で 雨音を奏でていたよ 消えた消えた消えたって叫んでも 前を向くふりをして いつも気付いた時には 遅すぎた 後悔する もう聞こえない だって遠すぎて 最後に謝りたかった 言葉は紡げなかった 二度と会えないね 指を切っても無駄だったよ 転がる石を見つめていても 外の景色が 変わらない ことくらい知ってる あのねわたし実は分かってたの 幸せが終わること いつまでもこの場所に 居ることが許されないって 生が辛いわけじゃなくて 死を選べないのが辛い 流れ出す血液 転ぶ 川の向こう手を振る姿 応えることは出来ない 花を添えた時の表情 思い出して泣いていた どうかどうかお願い そちらは色鮮やかに 腐り落ちた花なんて あなたには似合わないよ 苦しいことばっかりだけれど 朝日は昇ってくるって あなたの分まで生きたい いつも遅すぎて 生きたりなかった