曲名 |
雨傘をひとつ |
チャンネル名 |
いずれ色彩が浮かぶまで。 |
リンク |
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YouTubeへのアップロード日 |
2023年1月5日22:22 |
最終更新日 |
2024年2月20日0:37 |
YouTubeの再生回数 |
1824 |
YouTubeの高評価数 |
72 |
1曲の模倣曲
天秤にかけて歌詞
曖昧になる水平線、
波打つ鼓動が耳に響く、
ただ口ずさむその旋律は、
にわか雨のように消え去っていく。
黄色に光る夜空の月が、
物思いを空にしてくれたら。
小さな願いは届かず、
春風が吹き付ける日々でした。
扉は朝焼けとともに開き、
何処かへと出した手紙を想う。
暮れる記憶に鍵を差し込む、
名の無いあの日の言葉。
雨傘をひとつ、あなたの元へ、
そっと立てかけました。
濡れた街並みに見下ろしたのは、
暖かな楓の花で。
夢路に咲いた言の葉が落ちて、
ぽとり、光が灯り、
雫へ呼んでいたのは、
色彩が浮かんだからでした。
ノイズのような風に目を瞑り、
輪廻の雨には名前をつけた。
残り香が舞い、
咲き誇る空、
聞こえたなら返事して!
雨傘をひとつ、あなたの元へ、
そっと立てかけました。
濡れた街並みに見下ろしたのは、
暖かな楓の花で。
瞬いたこの目に映るものの
全てが白く覆われて見えた
温もりの果て 瞳の奥の
宝石を見つめていた
雨傘をひとつ、あなたの元へ、
そっと立てかけました。
濡れた街並みに見下ろしたのは、
暖かな楓の花で。
雨傘を閉じてただ駆けていた、
水色の猫の鳴く方へ。
私が求めていた何かが、
その先に見えたから。
寂しさを、少しだけ、
誤魔化すようにして。
振り返った先に見えていた、
その姿に会えるから。
引けない手を引き歩いた。