曲名 |
千鳥は |
チャンネル名 |
Teyuwてゅゎ |
リンク |
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タグ |
非すべあな模倣曲 |
YouTubeへのアップロード日 |
2023年7月22日17:00 |
最終更新日 |
2024年3月1日20:00 |
YouTubeの再生回数 |
1076 |
YouTubeの高評価数 |
45 |
1曲の被模倣曲
鶴は歌詞
浦を走り抜けた百合鴎
その身 水に浮かべて
揺蕩う街並みは泡沫の世界に微睡む
濁流押し寄せる川の土手
独り 頭浮かべて
五月雨濡れそぼつ干潟を
千鳥は見ていた
海が歩き出した六月に
土地は 別れを告げて
月明り照らす道の土は泥濘み緩んで
背中を撫で伝う雨粒が
もどかしくじれったい
清水の荒ぶる道の程を
千鳥は歩いた
谷川に燻る朝ぼらけ
朝露をひた隠し
兵どもの夢の跡は水底に埋もれ
鴉の行水は千代八千代
雨垂れ石を穿つ
鴨の社に立つ鳥居で
千鳥は休んだ
山の狭間を縫う人里の
土被る成れの果て
崩れた山を伝う流れは森を聞し召す
荒れ果て腐れた田畑の跡
飢えて 食うものもなし
錆びつく鈍色の轍を
千鳥は走った
頂に詰め寄る時化た海
水と 油が混じる
木も生えぬ岩肌を歩むは拙い足取り
重い身体鼓舞し骨を折り
旅の 掉尾を悟り
雀の涙の中津国
千鳥は泳いだ
遂に立ち去り鎮まる霖雨
顔を出す天の川
月も燈火もない世界を星の海を往く
静かな水面に千鳥独り
空に 白鳥独り
鶴の命は幾星霜
千鳥は沈んだ