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全て歌詞の所為です。のロゴ 全て歌詞の所為です。

木漏れ日、埃を被った写真立てには、 誰もが忘れた記憶があるのです。 窓際、冷たい風に吹かれた信号、 曇った空から雨が降り始めた。 それでもこちらを見つめるあなたがいた。 灰色の世界に色を着けたのは、 他でもないその偶像の視線です。 手を伸ばしてもそれはすぐに消え去る。 空から落ちて体がぐちゃり、潰れていくのか。 ヘモフォビアの上、 一人、二人、死を選ぶ姿を、 晒されて虫にも値せぬ命は、 終焉という名の、 深淵を目にして、 覚悟を決めたのでした。 早朝、飛び立つスズメの親子が見え、 壊れたレコードを眺めて思い出す。 明るさが持つ暗さに気づかぬままで、 わたしは鍵を握りしめてみました。 それでもあちらを見つめるわたしがいた。 カラフルな世界の色を消して行く。 他でもない天狗の疑惑によって、 手を伸ばすことも出来ずに離れ行く。 地面へ落下し視界がぐらり、上下に回った。 ヘモフォビアの上、 一人、二人、死に至る姿を、 剝がされて虫すら寄らぬその命は、 脊髄という名の、 神経が腐って、 ピリオドを打つのでした。

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2025-01-12(ver.1484)

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