月面の待ち人、 見ていたのはあの向こう、 陽気なゲームを始めたら、 抗する火星の魔術師、 カンデラが囁いた道、 歩く少女は紛れもなく、 誰もが崇めているのでしょう、 露に飛び出す未知の先。 黒いだけの城下町、 瞬きをした蜜の魔法、 導き出した夜のラヴォアジエに、 帰ってきたのです。 心地良い音 光の中、 門限破りの鐘の響く音、 風光明媚の月の姫、 静かなる夜に華が咲いた? 月面の罪人、 見ていたのはその向こう、 何も文句は無いのでした、 堆い日々は崩れなく。 暗闇に光、 小さな地下の一室で、 消えることの無い涙の後、 少女は既にいないのです。 ネイビーの煙、 非科学的な香り、 誰が作り出したのでしょう? それは模倣すらも意味を無さぬ、 成り済ましの呪術。 不快な音 闇の中、 キヒヒと響く笑い声が、 姫に化けていた月の魔女、 誰も気付く事はないのです。 白いだけの城下町、 陥落された蜜の話、 取り残された夜のラヴォアジエから、 戻ってきたのです。 心地良い音 光の中、 門限破りの鐘の響く音、 風光明媚の月の姫、 静かなる夜に華が咲いた。 心地良い音 頭蓋の中、 世に留まれない鈴の響く音、 宇宙論上の私達は、 静かなる夜を知れないのです。 不快な音 闇の中、 キヒヒと響く笑い声が、 姫に化けていた月の魔女、 誰も気付く事はないのです。 帰る少女は紛れもなく、 誰もが崇めているのでしょう、 いつも通りの月の姫、 全て少女の所為なのです。