画面の向こうこちらを見る 少女に右手引かれた モニターをすり抜けた先 昔見た世界だった 見知らぬ懐かしい街 時計台が溶けてた 秒針が顔にかかって 嫌な気持ちになった いつの間にか少女が消えた 「世界」に置いて行かれた 戻る道も分からなくて 嫌な汗が出ました 夜が音を立ててました 凄く慌てていました 少女のいない世界では みんな慌ててました 昨日の影が こちらを見てる 光は死に明日を求めている 消滅 本音 声ばかりが話しかけてくる 顔すら見えないのに 最後の手段はもう 凍結 凍結 溶け・・・ 声が 耳が聞こえなくなった 言葉はいらなくなった 碧色した鳥たちが 目を光らせていた 欲望のままに作られた世界に 罪と罰をふりかける その日の明け方飛んだ鳥は 溝をめがけ飛んだ 夜が音を立ててました 凄く慌ててました ふと自分も慌てた瞬間 世界が溶けてました 自分も溶けてました