歌詞

常に湿った帰り道
飛んでも
飛んでも
避けきれず
なんだか冷たいそこは
とても悲しくて
穴が空いてる場所だけは
近くへ行っても近づけず
蝙蝠男の鳴き声が
こだまするのです

地をつたい
足を生やし
釉薬を溶かしました
輝く心臓
あふれる水面に
手紙を出すよ

忘れた痛みのしわ寄せは
傘の骨が引き受ける
蝙蝠の顔はまだ死なず
泣き叫ぶよ秋の夢

ラララララララ・・・


翼もどきをたたきつけ
噛んでも
噛んでも
噛み切れず
柔いものだけを齧る
脳髄を啜る
夕焼け空でも落ち着かず
結局居場所は見つからず
土をいじって永い時間を
引き継いで往くよ

森を燃やし
孫を増やし
鉄棒を作りました
煌めく石油と
捨て去る未来の
肩をつつくよ

破れた世界の神殿は
もう元には戻らない
謀りばかりの稲穂には
おまけをあげよう夏の夜