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かがみのふしぎ | 74 | |
1287 | ここが何処で 何なのか それですらも 今はどうでもいい 裏世界の誰もいない 場所を ただ歩くだけ 鏡の中が間違いか ありのままを映す正解か 意味が無くても 成り立つのなら パラドックスか 鏡の不思議が見ている 誰も見えない 跡を残して 意味を成さない言葉さえ 幻と化す 全て崩して |
終わりの日曜 | 97 | |
1504 | 一つ二つの目がひかり 見据えた未来のその先に 与えきれず腐った月曜日が 残っていた 夕焼け公園の景色は ひどく憂鬱に見えました 真っ黒な心に塵が 積もってしまいました。 眩しくてくらんだ物語の 終わりの日曜日 変わらず僕らを見つめて 針が刺さり 消えました。 見据えた未来の 後ろの影に どんな言葉をかけようが 救われぬこの世の様々に 手をかざしました 見据えた未来の壊れた音に どれだけ心をあげようが 戻らない綺麗な境地に 手を合わせました ひとつふたつのめがひかり みかえすかこの そのさきに ありもしないくさったげつようびが のこっていた ゆうやけこうえんのけしきは ひどく にみえました まっくろなこころにちりが つもってしまいました まぶしくてくらんだものがたりの おわりのにちようび まだまだいまもみつめて からだがとけ きえました 見据えた未来の後ろの影に どんな言葉をかけようが 救われぬこの世の様々に 手をかざしました 見据えた未来の壊れた音に どれだけ心をあげようが 戻らない綺麗な境地に 手を合わせました |
写真 | 139 | |
2379 | ちいさなしょうてんがいで スマホをなくしました ひっしにさがしましたが みつかりませんでした。 あのしょうてんがいはまぶしくて めがくらむようなあつさでした まるですいさいが くすんだそら しょかのおもいでです。 どこかにおとしたスマホは そこでないているのでしょう ひだまりのこころをしりまして くらがりへきえました。 いぎたないまくらのみなもは そこでうたっているのでしょう ひだまりのこころをしりまして くらがりへきえました。 あるひ いえのポストに スマホが はいってました しゃしんアプリにいちまい しゃしんがありました。 そのしゃしんをとった おぼえはなく なんだかくらいしゃしんでした まるですいさいが くすんだそら しょかのおもいでです。 どこかでとられたけしきの おくはどうなっているのでしょう ひだまりのこころをしりまして くらがりへきえました。 いぎたないまくらのみなもは そこでないているのでしょう ひだまりのこころをしりまして くらがりへきえました。 誰もいませんが、 写真屋さんの音がしたので もう少し、流れに身を 任せてみました。 何処かに落としたスマホは そこで泣いているのでしょう 陽だまりの心を知りまして 暗がりへ消えました 寝穢い枕の水面は 底で歌っているのでしょう 陽だまりの心を知りまして 暗がりへ消えました。 |
公園にはくじらがいるんだ | 48 | |
694 | いつも行く 公園に 海が出来ていました 試しに潜ってみたら 大きなクジラがいた ただ泳ぐだけ 歌を歌いながら 僕らを見つめてる 気付かぬうちに溺れてるなら 元には戻れない 鯨の歌が聞こえてくる 海の中を泳ぎ続けて いずれ天に昇るでしょう きっと 溶けてるでしょう いつも行く 公園で 友達が消えていた 海があって潜ったら 大きなクジラがいた ただ泳ぐだけ 尾びれが欠けている 僕らを見つめてる 気付かぬうちに見惚れてるなら 元には戻れない 鯨の歌が聞こえてくる 海の中を泳ぎ続けて いずれ天に昇るでしょう きっと 溶けてるでしょう 鯨の歌が聞こえてくる 海の中を泳ぎ続けて いずれ天に昇るでしょう きっと 溶けてるでしょう 鯨の歌が聞こえてくる(君はどこにも行けないよ) 海の中を泳ぎ続けて(後ろを振り向いていたから) いずれ天に昇るでしょう(たとえ を見つけても) きっと 溶けてるでしょう(触っちゃいけません) |
🧒👦 👩🧔 | 77 | |
1630 | 子供の定義はなんですか 20歳以下が子供ですか 心が純粋なら子供ですか 小天地に囚われる 大人の定義はなんですか 20歳以上が大人ですか 心が純粋なら大人じゃない? 寝穢い街並み |
紅く混ざるあの夕焼けを | 69 | |
1155 | 公園の帰り道 知らない声が聞こえて 気になって覗いたら 目が合い心は闇の中 怖くなって逃げようとしたら 縛り付けられて 動くことさえできず 気付けば 溶けて 夜が 心を覆い尽くして 無色透明は闇の中 身体まで蝕まれる前に 紅く混ざる あの夕焼けを ただ朝を溶かす雨も 光で取り繕う闇の中 身体まで溶けてしまう前に 紅く混ざるあの夕焼けを 公園の帰り道 知らない雨に打たれて 気味悪く笑う目が 嫌になり帰ろうとした 心地よい風に吹かれて 縛り付けられて 動くことさえできず 気付けば 溶けて 夜が 心を覆い尽くして 無色透明は闇の中 身体まで蝕まれる前に 紅く混ざるあの夕焼けを ただ朝を溶かす雨と 光で取り繕う闇の中 身体まで溶けてしまう前に 紅く混ざるあの夕焼けを (心を覆い尽くして) (無色透明は闇の中) (身体まで蝕まれる前に) (紅く混ざるあの夕焼けを) (ただ朝を溶かす雨と) (光で取り繕う闇の中) (身体まで溶けてしまう前に) (紅く混ざるあの夕焼けを) 紅く 混ざる あの 夕焼けを |
終末 | 64 | |
1403 | ゆうやけこやけでまた明日 振り返るものはどこにもなくて 星は枯れてしまった ばいばいこの日 |
開天 | 28 | |
705 | 朝焼けを見て気になった 後ろの世界と君の行方を 君を置いていけなくても さよならなんだ |