一縷⍰
| 終わりの雨の歌 | 130 | |
| 1936 | 散歩に行こうと外に出た 雨が降っており傘を差したら 傘が音を立て溶けました。 それがなんだか怖くなり |
| 溶け消えたとも知らず | 108 | |
| 1807 | 長い雨が続く 宵の闇まで包み込んだまま 君の足音が消えた今でも まだ探し続けるのです。 |
| 最果ての記憶唄に包まれ | 93 | |
| 1493 | 雨上がりに浮かぶ ひっそりと息をする街に響く声 何も分からぬまま歩み続け 覆い込まれました。 さんざ |
| 煌の静寂 | 108 | |
| 1391 | 意識が戻ったと思えば 知らぬ通りを歩いてました 標識の文字は解けぬほどに絡み 「読む」という行為を脳 |
| 人花逍遥譚 | 45 | |
| 593 | 毎日通る散策路に 昨日まで無かった筈の道があり、 猫をも殺す好奇心が つい顔を覗かせました。 し |
| 殉愛の遺産は時を超えて | 72 | |
| 809 | 如何せん未完成なそれは 決して甘くなんかなくて、 舌を突き刺す苦味を 上書きして嚥下。 初めから 無 |
| 月下溺聲 | 14 | |
| 185 | 碧い 微睡みのなか ただ酔って視る。 本能のまま掴んだ腕は 知らぬ間に消えていて、 木霊する花の声と |